世界には煙草といっても様々な種類が存在します。一般的な白い煙が出る煙草の他に、クチャクチャとガムのように噛む噛み煙草や鼻から直接吸う嗅ぎ煙草、そして自分で巻いて吸うシャグ煙草など様々なブランド品質のものがあります。
噛む物や嗅ぐものは無煙たばこと言われており、煙が一切出ないので一見体にも安全な気がしますが実際はそんな事はありません。
原料は一般の煙草と同じように煙草の葉から作られているので無煙煙草には約3000の化学成分が含まれており、その内の約30種類には発がん性物質があります。
嗅ぎ煙草は字の通り、煙草の粉末を直接鼻から吸い込み、鼻の中の粘膜にくっつけてニコチンを摂取する煙草です。日本人にとって見ると、鼻から粉を吸引するスタイルはとても怪しく感じますが歴史は古く一般的な紙巻煙草より前から存在しています。

嗅ぎ煙草は使用時に火を使わないのでライターは必要なく、煙も出ないので喉や肺への負担は少なく、周りの人への配慮も考えなくてよいです。そして灰も出ない為、灰皿の必要はありませんし、どこででも吸う事が出来るので喫煙所を探す必要もありません。
それでもニコチンは含まれているので、煙が出ていなくても使用している人のはいた息にはニコチンが含まれており、周囲への配慮は必要となります。
売っている場所が限られており、有名なブランド品質の商品も近くのコンビ二では売っていないので入手しづらいという点があります。
シャグ煙草はいわゆる巻きタバコのことです。自分で葉の量を調整して好きな味やフレーバーのものをブレンドしてオリジナルの煙草を作る事が出来ます。
葉の量を自分で調節できるので経済的には一般のものより安く吸う事も出来ますが、この煙草も嗅ぎ煙草や噛み煙草と同様に、入っているニコチン成分等は一般的な煙草と同じなので体には安全というわけではありませんし、むしろニコチン成分の吸収が早いため、血中のニコチン濃度も高くなりやすく、呼吸器系や内臓血管系に悪い作用が働いてしまう危険性が普通の煙草より大きいです。

噛み煙草は中毒性が高いので危険

噛み煙草はタバコの葉を固めて香料を加えガムのように噛んでニコチンを摂取する無煙たばこの一種です。歴史は嗅ぎ煙草と同様で一般的な煙草より古いです。
火を使わない為、アメリカでは鉱山や森林、干草を扱うカウボーイ、武器を扱う兵士など火気厳禁の場所で噛み煙草は愛用されてきました。映画でも西部劇で口をクチャクチャ動かしているのはガムではなく噛み煙草です。
日本国内でも火を使わず、煙も出ないので他人にも迷惑がかからないという事で普及しかけましたが、結局日本人の口には合わなかったのか定着しませんでした。日本では一般的な煙草のようにコンビ二などでは売られていないため入手しづらいものです。

しかしアメリカでは煙が出ず肺活量が低下する心配もないという理由からメジャーリーグの大リーガーやスポーツ選手の中には愛用している人も少なくありません。
大リーガーは試合中は基本的に喫煙は禁止されていますが、噛み煙草は認められているので使用している選手がいます。テレビ中継を見ているとよくベンチでつばを吐くシーンが見られるのはこのせいです。
噛み煙草を使用していると口の中に唾液がたまり、その唾液はニコチン成分を大量に含んでいるのでそのまま飲み込んでしまうと胃に悪く、中毒症状を起こす危険性があるという事で吐き出しています。
それでもがんのリスクが高くなることや、つばを吐き出すと地面が汚れるとの理由から噛み煙草を使用する人は次第に減少してきています。
実際煙草に含まれているニコチンは水に溶けやすく、体内への吸収も早く中毒症状が出る可能性が高いので唾液は吐き出さないといけません。
中毒性の高い噛み煙草は直接口の中で噛み、粘膜から成分を吸収するので口や鼻、喉のがんになるリスクは一般的な煙草よりもとても高いです。